こんにちは、誠美堂です。
今回ご紹介するのは、真珠ピアスのお直し事例です。
お客様は「壊れてしまってもう使えない」と考えていらしたそうですが、試しに「直せるかしら?」と当店にご相談にいらっしゃいました。
ジュエリー修理が「できるもの」と「できないもの」は何がちがうのかもご説明いたします。
真珠ピアスのパーツ部分が切れてしまった
こちらは真珠にチェーンを通したタイプのピアスです。
真ん中の丸玉は後ろがポスト(ピアスの針)になっていますが、丸玉とチェーンを繋ぐ丸環(丸い輪のパーツ)が切れてしまっています。接続している貴金属が引きちぎれたように見えますね。「もう使えない」と感じてしまうのも無理はありません。でもご安心ください。こちらのピアスは「また使えるように」修理ができます。
金・プラチナ 熱に強い貴金属なら修理ができる
壊れてしまったジュエリーやアクセサリーを「直せますか?」というお問合せをとても多くいただきます。大切に使っていたものが、ある日突然「切れてしまった」「使えなくなってしまった」時のショックはとても大きいです。壊れたままの姿を見るのも忍びないですよね。そんな時はぜひご相談ください。
修理ができるかできないかのポイントは、使っている素材で大きく左右します。お直しの際には「火」をつかって高熱で金属を溶かします。高温で溶けて柔らかくなった時に切れた部分をつないだり、カタチを直したりがすることができるのです。つまり、修理ができるのは「高熱に強い金属」でなければなりません。
メッキやシルバーのアクセサリー修理が難しい理由
素材がメッキ製品(真鍮などにゴールドをコーティングしているもの)やシルバーのアクセサリーなどです。どちらも火を当てるとメッキがとれてしまう、真鍮が溶けてしまう、シルバーが黒くなる、更にもろくなる、などの結果を招いてしまいます。けれどメッキのお品はキレイにコーティングがされているとパッと見た目では判断がつきませんね。
貴金属とメッキ製品を見分ける方法
見分けるには、お品のどこかにされている刻印で確認ができます。K18 Pt900 Pt850 という刻印があれば 殆どの修理は問題ないと思います(留めてある宝石やデザイン上の問題で稀に難しい場合もあります)注意しなければならないのは K18GP K18GF といった刻印です。 こちらはメッキをしています、コーティングされていますという表示ですので、この場合は修理は難しくなってしまいます。いづれにしましても刻印がとても小さいですので探すのが大変です。刻印の確認は私たちがいたしますのでジュエリーの修理は先ずはぜひご相談くださいませ。
また使えるようになった真珠のピアス
お直しができました!これでまた使えますね!当初お客様は「こんなお直しお願いして良いのかしら」と遠慮気味でご来店されました。私たちはお客様の喜ぶお顔が拝見したくてこのお仕事をしております。壊れてしまったショックから「直って使えるようになった」お客様の喜びの笑顔が何よりも嬉しいです。お直しの見積もり金額も事前にお伝えしてから修理を行っております。
ジュエリーの修理やリフォームをお考えの方へ
誠美堂では、当店でお求めになったお品はもちろん、他店でお求めになったお品の修理やジュエリーリフォームも承っております。
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