こんにちは、誠美堂です。
今回はガーネットの指輪のデザインは変えずにペンダントにリフォームをした事例をご紹介いたします。
リフォームのきっかけ
今回、M様がご来店されたきっかけは、ジュエリーの修理でした。
切れたネックレスや留め具・パーツ交換などのご相談でご来店いただきました。
その中の一つにこちらのリングがありました。
ガーネットの脇石である右上の石が無くなっています。M様はこちらの指輪をとても気に入って愛用されていらっしゃいましたが、最近では自分の手指に赤い石は「派手じゃないかしら?」と思ってしまいお着けになっていなかったそうです。そのような訳で今回、石を入れ直してまでするべきかどうかお迷いでいらっしゃいました。
爪の劣化
この指輪の「新たな石+留め直し」修理にどれくらい掛かるかで工房に見積もりを出したところ、残念な答えが返ってきてしまいました。メレダイヤを留めている爪が脆くなってしまっていて、石を留め直しても使っているうちにまた取れてしまう可能性が高く、工房としては「お薦めできない」とのこと。メレダイヤの台座部分をまとめて新調すれば安心できる石留めができるが、それにはコストが掛かる、とのことでした。
「そこまで掛けてお直しして、頻繁に着けるかしら」「娘に譲った時にこの指輪を着けるかしら」と色々悩み、結論は出ずに今回の指輪のお直しは一旦見送ることになりました。
新たなご提案
後日、手元に戻ったリングを見るとどうしても気になってしまう、と再度ご相談にお越しくださいました。そこで、今度は発想を変えた新しいご提案をさせていただきました。
ジュエリーは、指輪として着ける場合とネックレスとして着ける場合では、負荷の掛かる度合が違います。そこで、この指輪をペンダントにリフォームしてネックレスとしてお使いになれば、負荷のリスクも減ります。ご自身は今のリングデザインを気に入っていらっしゃるので、ガーネットとダイヤのデザイン部分を上手に切り取り、石が外れているパーツも取り除いてそのままペンダントにするという加工を承ることになりました。
リフォーム後のガーネット
ご覧くださいませ。石がなくなっていたパーツの部分もキレイになっていますね。以前は指輪だったものが、デザインはそのままにペンダントに変えたというリフォームです。
リフォームと聞くと大がかりなイメージがありますが、今回は敢えて全く同じデザイン。リングからそのまま上手に切り取りできた事例です。
このようなアシンメトリーなデザインも変化があって良いですね。ペンダントなら負荷がかかりにくいアイテムなので強度的にも安心してお使いいただけますね。
お客様の声
「今回、リフォームをするまでは色々に悩みました。お金を掛けてまで自分がまた頻繁に着けるかしら、娘に贈って喜ぶかしら、などアレコレ考えましたが、最終的にはペンダントにすれば耐久性の面でも安心なことや、娘に譲る時も指輪よりもペンダントの方がサイズ直しの手間もないこと、なによりも気に入っていた指輪のデザインがそのままペンダントになる、というのが良かったです。費用も余り掛からなかったのも良かったです」「夫からも、娘に渡す時のためにもお直ししておけば?と後押ししてもらえたのが決め手になりました」
喜んでいただけて本当に良かったです。お客様の想いを大切にしながらお話しを伺ってご提案をさせて頂いております。私たちはお客様のお役に立てる事が何よりも嬉しいです!
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